寝たり,起きたりをくり返しながらバスは進みます。
そして午前6時。バスはドラッグストアーの裏の駐車場に停車。
世話役の人に全員降りるよう促されバスを下車。
って,無茶苦茶寒いじゃないですか!!
戸惑っている乗客をテキパキと車に乗せる世話役さん。
あのこの車は・・・乗り合い自動車のソウテウ!!
乗り換え,気温差などで息つく暇なく,
戸惑いのまま乗った車には窓やらドアはありませんでした。
優さんもちょっと適応できていないようす。
優さんは涼しげな顔をしていますが,
実際は涼しいではなく寒い風が容赦なく吹き込む極寒。
まだ暗いチェンマイの街を,かなりの速度で車は走ります。
昨日,代理店で話したお姉さんが言った
「バスを降りてから城壁の中まで少し距離がありました」
ってのはこれのことでしょうか。
状況は整理しながら,車の揺れにあわせて荷台の人も大きく動く。
ドナドナの仔牛の気持ちってこんなかな。
そんな考えを一瞬で撤回。
このスピードで荷馬車に走られたら,
ドナドナドーナドーナーなんて悠長なこと歌っていられるはずありません。
舌噛みます。
噛み千切って,牛タンが完成しちゃいます。
あ,これが城壁かな?
なんて思った瞬間,ほとんど速度を落とさず車は左折。
後続車も続きます。
たどり着いたのはゲストハウス。
どうやらバスでの世話役が主人のようです。
プールがあっていい感じ。
時間に余裕があればここで1泊したいくらいです。
とりあえず,明日の帰りのバスチケットをここで購入。
世話役 「トレッキングはいつだ?」
かね 「今日だよ」
世話役 「何泊?」
かね 「2Day1Night」
世話役 「いつのバスを予約するんだ?」
かね 「明日のを頼むよ」
世話役 「う、上で仮眠してもいいぞ」
どうやらタイ人にとってもハードな日程のようです。
仮眠といってもバスで寝たしなぁー。
優さんと相談してみて寝ずに時間まで街をブラブラすることに。
少しずつ明るくなっていく街を歩きたかったのです。
明日,この街を歩く時間がないかもしれませんしね。
時間でなく体力かもしれませんが・・・
この車でここまで来たんだよなぁ。
初めのうちは緊張していたけれど,
最後の方は適応して慣れてしまってたな。
そんなことを話ながら記念撮影。
もう乗ることないかも知れないしね。
顔の割に優しい世話役のお宿。
仮眠を断ってからも,
「シャワーあびるか?」やら「時間まで座ってたらいいぞ」
など声をかけてくれました。
ここのトレッキングツアーに申し込んだってのもあるでしょうが,
親切にされて悪い気はしません。
またチェンマイに来ることがあったらここを利用しようかな。
少し歩いてみて分かったのですが,
城壁に囲まれた旧市街のなかでも,
ここらはゲストハウスが集まっている地域のようです。
カフェやらマッサージやらのお店が並んでいます。
早朝過ぎて開いていませんけれど。
当然のようにタトゥーのお店もあります。
この旅を通じて分かったのですが,タイの人のタトゥー率はかなり高いです。
中学生くらいの子もしている場合が・・・
嫌いではないので,ちょっとこのお国柄が羨ましかったりします。
個人的には興味ありつつも,
温泉に入れなくなるのが嫌だからしないくらいに興味があります。
お寺の奥には仏様。
外観にしても,仏様にしても,タイはやはりカラフルです。
ちょうど托鉢(たくはつ)の時間だったようで,
あちこちでお坊さんをお見かけしました。
写真を撮るのは失礼にあたるだろうから我慢。
たまたま見かけた3人組の小さいお坊さんがかわいかったです。
手持ちのチョコレートが2つだったのであえて2人にだけ渡してみようか。
そんなイタズラ心を刺激するかわいらしさでした。
もちろんしていません。
見知った企業を発見する安心感といったらもう。
ホンダ,トヨタ,ミツビシ。
それにフジフィルムあたりをよく目にしました。
ごく普通の町並みなんでしょうが,
旅行者である我々にはフォトジェニックな被写体です。
街の地図発見。
でも現在地が分からないので,イマイチ役に立ちません。
この時,少しボーッとしていたのでしょう。
グーグル・マップ先生の存在をど忘れしていました。
城壁に到着。
あちこちガタがきているけれど、
これは一体いつ作られたんだろう。
調べてみると,この門はターペー門というらしい。
知らずに観光していたわけですね。
町並みとの対比はけっこうシュール。
城壁の向こうではカウントダウンのステージが。
この広場ではサンデーマーケットが行われるらしいです。
色遣いが独特です。
ハデといえば,大阪なんですが,
大阪のハデさとはまた違う。
チェンマイにサッカーチームがるのかな?
サッカー好きの優さんが反応していました。
どうやらチェンマイFCってなチームらしいけど。
セブンイレブンでトレッキング用のお菓子購入。
我慢できずにその場で1つ。
これは梅干しに似た酸味が特徴のドライフルーツに砂糖をまぶしたもの。
ネットで調べてみたところ,タマリンドではないかと・・・
こちらでもムエタイしているんですね。
格闘技好きなら観ない手はないんでしょうが,
あまりムエタイに興味を示さない草食系男子2名でした。
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