レポってほどではないですが,
備忘録を引っ張りだしてみます。
5周年記念という位置付けで,
どんなツアーになるか分からないまま購入したチケット。
ツアーが始める少し前に
ツアー中に発売される『世界分岐二一一六』に準じたものであると
アナウンスされましたが…
今回参加する広島公演も,
大阪公演も販売前じゃないですか…
前回の『夕日信仰ヒガシズム』ツアーも発売直後で
十分聴きこんで参加できなかったのですが,
今回は聞くことさえ出来ずの参加です。
おそらく初聴の歌に関しては多めに歌詞をスクリーンに映してくれるでしょうが…
できればしっかり聞いた状態で参加したいものです。
今回,広島公演に参加したのは,
ついでに久しく会っていない友人に会おうと思ったからでして,
2日連続のライブとなりました。
結果的にキャパが大きく異なる会場だったので,
色々とおもしろい発見がありました。
広島公演はHiroshima club Quattroで。
Hiroshima club Quattroは初めてのハコ。
パルコの地下かと思いきや,パルコの上階。
激しいライブのときは振動すごそうな場所です。
開場は開演の1時間前。
けっこう良番だったので前の方で待機しましたが,
かなりの人数詰め込んでいたのでこの待機時間はしんどかったです。
大阪公演はZepp なんば。
こちらは何度か来た事のあるハコ。
ただ初めて2階席をとりました。
大きなスクリーンを俯瞰で見たいと思ったからです。
残念ながら,セットリストは両公演とも同じでしたが,
比較することができた部分はおもしろかったです。
コンビニ傘
古い。まさかやるとは思ってもいなかった曲からスタート。
アルバム発売直前。
未発表のポエトリーリーディングでスタートすることはないだろう。
5周年記念ツアーと謳っていたのだから,
『ポエジー』か『後期衝動』か。
個人的には大穴の『僕は盗む』を期待しましたが…
本当に予想外でした。
曲の最後に
「青森から来ましたamazarashiです」と,
前回同様,自己紹介が入りました。
タクシードライバー
そしていきなりの新曲。
疾走感もある曲なので,初聴でも楽しめる。
むしろ初めて聴くからこそ,歌詞に神経が向けられる。
「夜を抜け出して 連れていって」
「あなたは出会った中で一番の思想家」
そんなフレーズが耳に残る。
季節は次々死んでいく
一気に盛り上げることのできる曲を投下。
幕に映し出される映像が
PVの肉映像だったらどうしようかと懸念していた曲。
幸い(?)文字の羅列でした。
「行こうか 戻ろうか
悩みはするけど
しばらくすれば
歩き出す背中
そうだ行かねばならぬ
何はなくとも生きていくのだ」
この歌詞に救われる人がいるに違いない。
ワンルーム叙情詩
これまた古い曲を。
しっかり聴き込んだ曲ではないので,
どうしても詩に集中してしまう。
それも計算尽く?
CDで聴いたときにはそれほど残らなかった,
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」と比較するような歌詞が
とにかく印象的でした。
性善説
幕にマリア像が映し出されるた瞬間,
近くにいた数人が喜ぶのが分かった。
僕も好きな曲なので嬉しかったです。
鉄琴の音でなくピアノのまま演奏したような気がします。
広島公演で,「少し声の調子悪いかな」と感じましたが,
どうやらそれは正しかったようです。
2日続けての公演なのだから,
少しセーブして歌うのも一つのやり方だと思うけれど,
秋田さんはそんなことできないタイプだろうな。
実際,そんなようすは見られず,全力で歌った結果,
大阪ではやや悪化しているようでした。
名前
『自虐家のアリー』では重すぎる。
『或る輝き』や『風邪』はライブ向きでない。
シングルのカップリングでやるならこの曲しかないと思っていた曲。
歌詞の内容的にも実にamazarashiらしいので,
聴いてみたかった曲です。
雨男
隠れ名曲。
やはり人気あるんだろうか。
「友達の約束を守らなきゃ
それだけが僕の死ねない理由
本気で思ってしまった
笑ってよ 笑ってくれよ」
今でもこの部分に共感してしまう。
満ち足りない部分ってのはずっと残るのかもしれないですね。
楽曲的には前回のアカペラ入りの方が好みです。
そしてやはりしんどそうです。
秋田さん,本当に声の調子悪いな。
夏を待っていました
定番曲。
amazarashiの原点の一つなんだろうな。
『光、再考』よりライブ映えするのが,
今でのセットに入れられる理由ではないかな。
聴くたび,幼い頃の嫌な記憶を穿り返されるようで,
好きなようで嫌いなようで,
何とも言えない曲だったりします。
PVはかなり好みです、
ラブソング
未CD化のポエトリーリーディング付き版。
好きな曲ではありますが,
流れとしてはどうだったんだろう。
スピードと摩擦
前曲との流れは非常によく,
スクリーンにはPVの映像。
大きく動くわけではないが,
観客が盛り上がっているのが分かる。
このダンサーさん本当にカッコいいよな。
実際,かなり計算された踊りなのに,
一見すると適当に踊っているように見えるのがすごいです。
エンディングテーマ
ここで新曲。
歌詞に神経が向けられる。
おもしろい発想の歌詞。
アルバムが楽しみになる楽曲でした。
しらふ
穏やかな曲からの激しいリーディング。
「現代の蟹工船」や「ヨイトマケの唄」など耳に残るフレーズが多い,
明らかにこれまでのポエトリーリーディングとは違う新しい表現。
おそらくCDにこの曲の持ち味はうまく収録できないだろうな。
美しき思い出
5本の指に入る好きな曲です。
おそらく同世代だからこそ分かる部分も多いかもしれません。
収束
「人生は選択の連続で,その結果が今に繋がっています」
といったMCの後に演奏された新曲。
祭りを思わせる歌詞が印象的でしたが,
よく聞けば絶望的な未来を表現していました。
多数決
アルバム発売前にPVが発表された曲。
「季節は次々死んでいく」「スピードと摩擦」
それにこの曲がアルバムを買うためのとっかかりと判断したのでしょう。
楽曲的にも歌詞的にも聴きごたえのある曲。
ライブでは照明や映像がまぶしいのが玉に傷かも。
スターライト
ライブ最後の曲。
力強い曲なので強引に物語を着地させてしまう。
「言い換えれば全部が 僕次第」
曲中のこの歌詞は屈指の強さを持っている。
久しぶりに参加できたamazarashiのライブ。
少しばかりセットリストに首を傾げながらも満足度は高いライブでした。
終演後,広島では『多数決』が
大阪では『百年経ったら』が流されました。
『百年経ったら』を生で聴きたい!
ライブが終わった直後に,次のライブに行きたい気持ちになりました。
amazarashiのライブでは,
ライブ後にセットリストが表示されます。
ありがたい。
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