2013年9月29日日曜日

海猫屋

予定よりずいぶん遅くなったものの無事に天神に戻り,
そこで幸ちゃんと合流。
広島在住の彼ですが,旅行好きなので声をかけると出てきてくれるのがありがたい。
とりあえずご飯を食べようと移動。
今回の旅はけっこう行き当たりばったりなので,
お店の予約も先程したばかり。
せっかくの博多。
名物を食べたいと,水炊が食べられるお店,
地下鉄天神駅からすぐの『海猫屋』へ。


地下一階にあるお店なので見落とさずに到着できるか心配でしたが,
1階に目立つ提灯が。



旗にある天草大王の水炊を食べてみたかったのです。



お造り盛り合わせを注文しているのに,ゴマサバを発見してしまいついつい注文。
幼き日,こんなに青魚好きになるとは微塵たりとも想像していませんでした。



お造り盛り合わせ。
こちらのお魚は五島のものを仕入れていると言ってはりましたが,
瀬戸内のものとはまた違う美味さがあります。
早くも焼酎もってこい(`・ω・´)
ってな気分になりました。



明太子出汁巻
自分でつくるにはなかなか勇気のいる一品。
こういったものは居酒屋いただかないとね。


水炊きのつくね。
生でも食べることができそうな色に期待が高まります。
後ろには寄せ豆腐が写っていますね。



加熱することで,プルンプルンだった出汁が白い液状に。


お出汁にネギとゴマと塩少々でまず一口。
こんな素敵な出汁で作った水炊きが美味しくないことがあろうか。
いやない!!

そして水炊きの写真もない。
ここまででけっこうな量の焼酎呑んでましたしねぇ・・・。


〆はもちろん雑炊。
もう水炊き満喫しつくしました。


ちょっと焼酎が残ったので,漬物盛り合わせなどをいただき,
博多の夜はふけていくのでした。




海猫屋居酒屋 / 天神駅西鉄福岡駅(天神)天神南駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6




2013年9月10日火曜日

スターバックス 大宰府店

途中,お茶したものの,
気が付けば,ずいぶんな時間九州国立博物館で過ごしていました。
身体は元気ですが,頭をたっぷり使った気分です。
そんな時は,甘いドリンクを飲むべし!!

普段はカロリーやら値段やら気にしてなかなか入らないスターバックスへ。
スタバって意外に高くないですか?



こちら大宰府のスターバックスは建築家・隈研吾さんが設計された店舗で,
「自然素材による伝統と現代の融合」がコンセプトらしいです。
うん。そもそもこの人の作品はそのコンセプトばかりでないの?
脳裏にちらりと浮かびましたが,気のせいでしょう。



それにしても,このお店利用するの2回目ですが,
やはり落ち着きません。
木材を使うのは嫌いではないし,
おもしろいと思うのですが,もうちょっと大人しく使った方が…
あまり周りの雰囲気とも合っていないような…



コーヒーはいつも通りおいしかったです。




2013年7月29日月曜日

日本美術の至宝

今回は天神駅から西鉄さんに乗ってきたのですが,
その際,九州国立博物館と特別展の入場チケット付を購入しました。
いや,そもそもこの旅の第2の目的として
この特別展があったといっても過言ではありません。



そこまで言っておきながら,寄り道です。
宝物殿の割引チケットもついていたのですよ。
そのうえ,こちらで行われていたのが



フィンランドのテキスタイルアート。
アートをつけているので,仰々しいですが,
テキスタイルは繊維にかかわるデザインのことです。
北欧のかわいらしい雑貨といえば分りやすいでしょうか。
日本で有名なのはMarimekkoですね。
それほど詳しくない人間ではありますが,
「あ,見たことある」と思えるものが数点あり楽しめました。
欲しいと思った牛柄を家で調べてみたところ,
ILTAVILLI/イルタヴィッリという種類らしく,
緑はいくつかありましたが,
気に入ったオレンジはほとんど扱われていないようです。
あったら衝動買いしかねないので良かったのかもしれません。




予想以上に楽しい宝物殿でしたが,
ようやく移動。
文書館とだざいふ遊園地のギャップがすごい。



その一角には九州国立博物館へのエレベーター入口が。
こちらは近代的な建造物なので,
文書館,だざいふ遊園地,九州国立博物館の入口が一堂に会する
この空間,実に混沌としています。



長いエスカレーターの先には動く歩道。
虹色に照明が変化していくこの空間,
下手すれば下品になりがちですがそう感じさせない何かがあります。
日常から非日常へ。
気持ちをゆっくりと切り替えてくれさえします。



トンネルを抜けてすぐの看板?
銅鏡をイメージしたものでしょうか。
時間ンとともに,この色合いが変化するのでは。
数年後,もしくは数十年後,ぜひ比べてみたいものです。



そしてようやく九州国立博物館に到着。
まわりを包む緑と,空を映した鏡。
本来なら自然に溶け込まぬはずの人工物が,
この場所に溶け込んで見えます。
ここまでの道を含め,
僕がこの博物館を好きな理由はそんな不思議な感覚にあるのかもしれません。
これだけ光の差し込む博物館ってのも珍しいですしね。
さすが菊竹 清訓さん。



ガラスには龍。
アジアの中継点としてのこの地をイメージしているのでしょうか。
この龍のおかげでガラスにぶつからずに済みました。


博物館は当然,撮影禁止なので写真はありませんが,
こちらの博物館の文化交流展(一般でいう常設展)だけでも
半日,下手すれば1日過ごせる内容です。
これらを3時間ほどで見てまわったのですが,
正直,キャパオーバーで最後の方はもどしそうでした。
何より見たかった,特別展にそのまま行く余裕はなく,
別館にあるグリーンハウスで休憩しました。
ホテルニューオータニ博多さんが出店されているらしいですが,
お値段のかわいくなさっぷりに倒れそうでした。
美味しかったけどさぁ・・・




そして特別展。
この『BOSTON 日本美術の至宝』が見たかったのです。



一言でいうなら,「日本の美って素晴らしい」
そんな言葉しかでてこないくらい,まさに至宝と呼ぶにふさわしい展示でした。
また,他の3カ所がどのような展示法をとったのか分かりませんが,
この博物館の展示も作品の魅力を引き立てる一助になっていたように感じました。
文化交流展での疲労感が嘘のように,テンションが上がりました。
もう一度,行きたい。
そう思っていたところ,2014年,このBOSTON展が日本に再上陸するようです。
残念ながら,こちらでは開催されないようですが,
展示の違いも楽しみに行こうと考えています。












2013年7月27日土曜日

天神さんのお楽しみ

ここ大宰府の天神さんを訪れるのは4度目です。・・・多分。
学問の神様なので,お守りを買いにくるというのもあるのですが,
魅惑的な楽しみがあるので,回数を重ねてもいます。
大宰府の天神さんのお楽しみといえば,



多種多様の梅を愛でる。
・・・もちろんこれも楽しくはあります。
でも,梅の季節に来るのは初めてなんです。




隠れ梅を探す。
うん。これは本当に楽しい。
楽しいけど,隠れミッキーを探す方が楽しそうです。
ディズニー,小学生の頃に行って以来ですけど。




魅惑的な楽しみといえば,食べ物でしょう。
こちら天神さんの最奥にあるお茶屋さん『お石茶屋』。
「おいし」と「美味しい」をかけたネーミングなんでしょうか。
絶対に違うと思い検索してみたら,
初代の女主人江崎イシさんが由来らしいです。
筑前三大美人っと呼ばれ,その噂から著名人が来客することがあったり,
自宅と店舗の行き来がしやすいようにと,
店の横にトンネルを掘られたり(事実は参拝客ようらしいですが),
今では考えられない大らかな時代だったんですね。
そして今も昔も変わらぬオトコのスケベさが素敵です。
やはりエロスって大事ですね。



前回は1つで物足りなかったので,
今回は1人2つ注文。
注文してから焼いてくれるのが嬉しいです。
これまで三軒でしか食べていませんが,
こちらの梅が枝餅がベストです。
写真を見て,また食べたくなりました。













2013年7月23日火曜日

天神さん

天神さんって呼ぶのは関西圏限定なのでしょうか。
「天神様でないの!?」と驚かれたことがあります。




天神さんといえば,梅と牛。
参拝客に触られまくるせいか,
今日も御神牛はツヤツヤです。
この時も,触りたい人や写真を撮りたい人で列ができていました。



神社のあちこちに鳥居があり,
その一つひとつに意味があるのでしょうが,
不勉強なのでよく分かりません。
噂によると,この石鳥居は九州最古のものだとか。



心字池にかかる太鼓橋。
過去・現在・未来を表わし,受験生は振り返ってはいけないとか教わった気が・・・
気のせいかもしれません。



これが現在を表わす平橋だったかな。
その先に見えるのが,未来の太鼓橋。



志賀社。
橋と橋に挟まれた小さな社。
志賀島にある志賀海神社と川副町にあるもののだいたい中間。
太宰府天満宮はそんな場所に位置するそうです。
地図で確認したところちょっと東側ですが,
北と南の海を繋ぐような地点に作られて社って興味深いです。
岡山の由加神社金毘羅さんの関係に近いのかもしれません。



ようやく天満宮の文字に出会えます。
この文章を書く際に,太宰府天満宮さんのHPを見ましたが,
スタイリッシュでかなり格好いいです。



御本殿を参拝する前に,お清めを。
こちらの手水舎,何と1枚岩を加工したものとのことです。
掘り込まれた亀がかわいい。



朱塗りの楼門。
艶やかでいて,派手すぎないこの赤好きです。
ここをくぐれば,御本殿です。


中で御祈祷されていることもあり,
御本殿そのものの写真は撮らなかったのですが,
とび梅を撮影したら,一部,写っていました。


道真公を慕って,都から飛んできたという梅。
神話のなかでは好きなエピソードです。



ちょっと狛犬さん目が怖いです。



自動かと思いきや,



手動のおみくじ。
4ヶ国語対応です。



お金も入れやすいよう投入口が大きめと工夫されています。
500円玉も入りそうですが,お釣りを出す機能は未搭載です。



さて,参拝もしたことですし,天神さんのお楽しみに向かうとしますか。







2013年6月9日日曜日

amazarashi Live Tour 2013 『ねぇママ あなたの言うとおり』

心身ともにヤサグレ気味な今日この頃,
amazarashiのライブに行ってきました。
会場はなんばHATCH。
難波駅からアクセス便利な立地。
場所は知っていたけれど,入るのは初めてです。
古くからの友人バタと一緒に行く予定だったのだけれど,
急な残業で彼は遅れてくることに。
チケットはそれぞれの手元にあったので問題なし。



暴れる系ではなく,じっくり聴くことになりそうだったので,
整理番号はかなり良かったけれど,
開演直前に会場に入りました。
同じように考える人が多いのか,
皆思い思いのの場所に立っており,
気が付けばずいぶん前の方の場所を確保。

最新アルバム『ねぇ ママあなたの言うとおり』を中心のライブになるだろうけれど,
1曲目の『風に流離い』が重みのある曲なので,この曲始まりはないだろうな。
とはいえ,さすがに『ポエジー』スタートも今回はふさわしくない。
そんなことを考えながら,開演時間を10分ほど過ぎ,会場は暗転。


『僕は盗む』
おぉっ。これからきましたか。
予想外だけど,なかなか。


『ジュブナイル』
間髪を入れずに2曲目へ。
聴きやすく,ノリやすいこの曲がこの場所に来るのは予想通り。
音源より圧倒的に声が出ていました。
大切な人を守らねば。
そう思わせてくれる歌詞が印象的です。


『アノミー』
!!
amazarashiを聴き始めるきっかけになった曲だったりします。
この曲のアンサーソング『性善説』はこのツアーでのポイントなので,
運が良ければ聴けるかと思っていたけれど,
こんな早い段階で聴けるとは!!


『夏を待っていました』
 
嫌いじゃないんですよ。
ただあまりに生々しい歌詞を直視するのがしんどいので,
苦手な曲です。
この空間で聴くことで,
思い出したくもないことを思い出したりしました。


『未発表ポエム』
風に関するポエトリーリーディングだったので,
次の曲を覚悟する時間ができました。


『風に流離い』
この歌の歌詞はあかん。
ここ数年の自分にピッタリきてしまう。
まだ直視するにはしんどいのになぁ。
でも,この曲が聴きたいからこのLIVEに参加したともいえる。
これから先,やってくれる保証がないからね。


『つじつま合わせに生まれた僕等』
水と木をイメージさせる優しい入り。
気が付けば,人類の歴史を歌っている。
持っていなアルバム『0.6』に入っている曲らしいです。
ラジオで1度だけ聴いた記憶があります。


『光、再考』

こちらも『0.6』に収録されている曲ですが,
ライブDVD『0.7』にも収録されており,
そこで気に入っていた曲。
この曲がamazarashiの原点という人もいる曲。


『ラブソング』
 
激しく短い導入をプラスしたラブソング。
それがまた恰好良い導入でした。
ライブ盤で欲しい。


ここらでライブの途中から抱いていた違和感の正体に気付きました。
曲の終わりごとに拍手するものの,
オーディエンスがライブに参加していないのです。
ガンガンオーディエンスが歌うライブはあまり好きでありません。
でも,この曲のオオオオーの部分は声をだしてもいいのでは。
共感する人間が増えて,この規模のハコでライブできるようになったのに,
歌う秋田ひろむは孤独だろうな。
そんなことまで考えてしまう。


『デスゲーム』
うん。照明が邪魔をする。
ピカチュウかよ。
曲の雰囲気を盛り上げるため,
おそらく無自覚でやっているのだろうけれど,
観客の首を絞めています。
他にも数回あったのですが,やめて欲しい演出でした。


『ムカデ』
こんな激しい曲を持っていたんですね。
『0.6』収録らしい。
妙に『0.6』からの曲が多い・・・


『春待ち』
激しい曲と激しい照明が続いたので,
ホッと一安心。
音源よりこちらの方がかなりよかったです。


『未来づくり』
この曲と『風に流離い』それに『パーフェクトライフ』あたりが精神的にきます。
ちょっとがんばっている理由。
それを再確認させてくれる。


『パーフェクトライフ』
ちょっとこの2曲繋ぎは反則でしょう。
青春も,夢も不完全で完璧な人間にはなれなかったけれど,
たくさんの出会いと別れに泣いて,笑って。
そんな人生を大切にしていきたい。


『美しき思い出』
気が付いていなかったけれど,
確かにこの曲も『未来づくり』の流れにありますね。
秋田ひろむが最も力を入れて歌った曲に感じました。
意外にこの歌も苦手なんですよね。


『この街で生きている』
この曲が聴けるとは思っていなかった。
ライブ中唯一のMCの後に歌われた。
ここのいる人達が明日からも生きていけるように。
そんな優しさを感じた。


『性善説』
 
いい曲だけれど,入れるところに困る曲ですね。
ママの部分をマリアの写真で表わすことで,
歌詞の世界観がよりはっきりしたものになりました。
演奏に緊張感があったのは,再現するのが難しいからでしょうか。


『新曲』
う~ん。
ライブの後で,新しい音源を流されてもうまく反応できませんでした。


個人的に『カルマ』が聴きたかったのですが,
それでも聴きたい曲のほとんどを聴くことができ、
アンコールもなく,時間は1時間半と短めでしたがいいライブでした。

無駄な残業で間に合わなかったバタが可哀そうだ。



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2013年5月9日木曜日

参道テクテク

ここまで来たからには,天神さんにお参りにいかねばなるまい。
どちらにせよ,博物館は天神さんのそばです。



道のタイルにも梅の紋が。
さすが大宰府!!



駅すぐそばから鳥居が見えます。
何か買うわけではないですが,門前町ってなんだか楽しいです。



参道をちょっと曲がったところにある『揚子江の豚まん
美味しいよとは以前から聞いており,
何度も食べようと思ってみるのですが,
いつもそこそこお腹が満たされた状態で訪れてしまうのです。
旅が終わり,いつも「腹がはち切れても食べるべきだった」と悔やむのです。



斜め向かえにあったハンバーガーのお店。
旨そうなものを食わせてくれそうな雰囲気を出している。
そう思いつつも,食べることなく,移動しました。
このお店はどうか分かりませんが,
少々,ご当地バーガーには食傷気味だったんですよね。
後で調べると,評判の良いお店なようです。
く,悔しいのぉ。



参道に戻りました。



この参道で最も目を引くであろうお店,
『Starbucks 大宰府天満宮表参道店』です。
建築家 隈研吾氏により
素材による伝統と現代の融合」
というコンセプトをもとに設計されたらしいです。
正直,参道にはマッチしていません。
異物感バリバリ。



ようやく境内です。





どうでもいいことですが,
『境内』の読みが『けいだい』ということに納得できなかった過去があります。