今回は天神駅から西鉄さんに乗ってきたのですが,
その際,九州国立博物館と特別展の入場チケット付を購入しました。
いや,そもそもこの旅の第2の目的として
この特別展があったといっても過言ではありません。
そこまで言っておきながら,寄り道です。
宝物殿の割引チケットもついていたのですよ。
そのうえ,こちらで行われていたのが
フィンランドのテキスタイルアート。
アートをつけているので,仰々しいですが,
テキスタイルは繊維にかかわるデザインのことです。
北欧のかわいらしい雑貨といえば分りやすいでしょうか。
日本で有名なのはMarimekkoですね。
それほど詳しくない人間ではありますが,
「あ,見たことある」と思えるものが数点あり楽しめました。
欲しいと思った牛柄を家で調べてみたところ,
ILTAVILLI/イルタヴィッリという種類らしく,
緑はいくつかありましたが,
気に入ったオレンジはほとんど扱われていないようです。
あったら衝動買いしかねないので良かったのかもしれません。
予想以上に楽しい宝物殿でしたが,
ようやく移動。
文書館とだざいふ遊園地のギャップがすごい。
その一角には九州国立博物館へのエレベーター入口が。
こちらは近代的な建造物なので,
文書館,だざいふ遊園地,九州国立博物館の入口が一堂に会する
この空間,実に混沌としています。
長いエスカレーターの先には動く歩道。
虹色に照明が変化していくこの空間,
下手すれば下品になりがちですがそう感じさせない何かがあります。
日常から非日常へ。
気持ちをゆっくりと切り替えてくれさえします。
トンネルを抜けてすぐの看板?
銅鏡をイメージしたものでしょうか。
時間ンとともに,この色合いが変化するのでは。
数年後,もしくは数十年後,ぜひ比べてみたいものです。
そしてようやく九州国立博物館に到着。
まわりを包む緑と,空を映した鏡。
本来なら自然に溶け込まぬはずの人工物が,
この場所に溶け込んで見えます。
ここまでの道を含め,
僕がこの博物館を好きな理由はそんな不思議な感覚にあるのかもしれません。
これだけ光の差し込む博物館ってのも珍しいですしね。
さすが菊竹 清訓さん。
ガラスには龍。
アジアの中継点としてのこの地をイメージしているのでしょうか。
この龍のおかげでガラスにぶつからずに済みました。
博物館は当然,撮影禁止なので写真はありませんが,
こちらの博物館の文化交流展(一般でいう常設展)だけでも
半日,下手すれば1日過ごせる内容です。
これらを3時間ほどで見てまわったのですが,
正直,キャパオーバーで最後の方はもどしそうでした。
何より見たかった,特別展にそのまま行く余裕はなく,
別館にあるグリーンハウスで休憩しました。
ホテルニューオータニ博多さんが出店されているらしいですが,
お値段のかわいくなさっぷりに倒れそうでした。
美味しかったけどさぁ・・・
そして特別展。
この『BOSTON 日本美術の至宝』が見たかったのです。
一言でいうなら,「日本の美って素晴らしい」
そんな言葉しかでてこないくらい,まさに至宝と呼ぶにふさわしい展示でした。
また,他の3カ所がどのような展示法をとったのか分かりませんが,
この博物館の展示も作品の魅力を引き立てる一助になっていたように感じました。
文化交流展での疲労感が嘘のように,テンションが上がりました。
もう一度,行きたい。
そう思っていたところ,2014年,このBOSTON展が日本に再上陸するようです。
残念ながら,こちらでは開催されないようですが,
展示の違いも楽しみに行こうと考えています。
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