バスに乗って,朝にはバンコク。
そう書いてしまえば楽そうですが,
これが地味に体力消耗する行程だったりします。
自身で動いた距離分の疲労よりも,
乗り物に乗って自分が移動した距離分の疲労が蓄積しやすい。
何かの本で読んだのですが,正しい気がします。
帰りのバスが行きのそれより古く,
あらゆる面で体に負担がかかったのは間違いありません。
チェンマイを夜7時に出発し,バンコクに到着したのは朝の6時。
この1日を有効に使える!!
何て思いつつも,体がスッキリしません。
こんな時こそマッサージです。
あとでマッサージ行こう!!
カオサン近くのバス到着スペースには
予想通りタクシーやらバイクやらの客引き。
それほど危険な地域でもないし,
明らかにボラれるであろう,ここから乗る必要はありません。
それより気になっている交通手段があるのです。
客引きを振り切り,薄明の街を歩く2人。
初めて歩く場所なのに,そんな雰囲気を感じさせずに歩くのが得意です。
通りに面したホテルでは宿泊客のための朝食の準備がすすめられています。
おいしいものを食べさせる雰囲気を感じ,心惹かれましたが,
食べられるようになるまでまだ時間がかかりそうなので断念。
次,タイに来た際にはこのあたりのホテルを利用してみようかな。
カオサン通りそばのホテルにはそれほど惹かれませんが,
ほんの少し離れたこのエリアにはどこか惹かれるものがありました。
案内を発見したので大丈夫だろう。
それでも不安な気持ちにさせてくれる細い路地を抜ければそこは川。
いまだ使用していなかったバンコクの交通手段ボートです。
って,時刻表に記された初めのボートまで2時間くらいあるんですけど・・・
すぐにボートが利用できないとなると,どうしたものかな。
朝ご飯を食べるか?
タクシー利用に切り替えるか?
ブォォォォーッ
冴えない頭で思考していたので,いきなりの音に驚きました。
心臓に悪いなぁ。
音の発信源を見てみるとボート!!
1隻のボートが桟橋に近づいてくるではないですか。
穂先には黄色の旗。
確かこれは各駅(?)停船のボート。
どうやら時刻表に表記されていたのは快速(?)の時刻だけだったようです。
諦めかけた瞬間に,ボートがやってきた幸運に感謝しながら
ボートに乗り込みました。
15バーツだったかな。
けっこうな距離移動するのにお手軽価格なのは庶民の足である証拠。
早朝ということもあり,乗客は少なかったです。
日本の満員電車状態にはならないでしょうけれど。
Google Mapで見ると,
見事に川のなか。
バンコクにおけるGoogle先生。
かなり精度高いです。
ルートに従い,南下していくボートからは王宮や暁の寺を見ることができ,
少し贅沢なクルーズをしているような気分になります。
三島さんの『暁の寺』。
学生時分にチャレンジしてイマイチだったのですが,
改めて読んでみようかな。
そんなことを思い立つのも,そこに本物があるからこそ。
旅の醍醐味です。
川沿いには,なにやら高価そうなホテルもチラホラ。
泊まれないことはないけれど,
ホテルは寝る場所で,
足で歩いて街を楽しむのが好きなボクが
あれらのホテルを選ぶのはまだまだ先の話でしょう。
早朝の川の風は少し肌寒いけれど,
この時間だからこそ見ることのできる景色を満喫し,ボートは目的の桟橋へ。
ウル覚えの記憶でBTSの駅に向かおうとすると,
違う方向へ向かおうとしてしまう。
優さんが気付いてくれなければ,
ここから小さな冒険が始まるところでした。
(;・ж;・;)優さん 「方向感覚いいのに,時々,すごい勘違いしますよね」
(・∀・)カネ 「記憶力には自信ありません」
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