▼ 宿に到着
福井ICで高速を降りたものの、宿の漠然とした場所しか分からないまま、脳内ナビの案内に従い進んでいきました。
そうすると、途中、宿の大きな看板を発見。
この先3キロとあり、
実際は5キロほどに思えたのはさておき、
とても安心しました。
地元の人やカーナビを搭載した車には不要でしょうが、
そうでない利用者にとって、
案内を発見した瞬間ほど、
ほっとする瞬間はないのではないでしょうか。
この日の宿は『リバージュアケボノ』。
福井駅からは少し離れているものの、
飲食店がたくさんあるエリアへは便利な立地のお宿。
美味しいものが食べたい僕らにとっては、そういった立地の方がありがたいのです。
普通の旅ブログならここで、
宿の写真や、部屋の写真をのせるのでしょうが、
そんなもの撮っていません。
ホテルの名前も覚えきれず、
気が付いたら『アケボノ』と省略されているくらいです。
到着は17時過ぎ。
もう少し早ければ、東尋坊まで足を延ばしてみようかと考えていたのですが、
この日、無理するのはやめておくことにしました。
ってか、腹が減ったんだよ。
部屋に荷物を置いたらば、
とりあえず、ご飯を食べに行く前に風呂に入っておこう。
こちら新館の最上階にある180°パノラマで福井市街を見渡せる天空大浴場も
オススメの1つとのこと。
楽しみだな~とエレベーターで最上階へ行くと、
そこはビアガーデン入口。
どうやら最上階にはビアガーデンも併設していたらしい。
炭火で炙られる食材のいい匂いを嗅ぎながら、大浴場入口へ。
やっぱり足を伸ばすことのできる風呂はいいもんです。
ちょっと温かったけど、そこはサウナに入ることで解消。
けっこう新しいマッサージチェアーもあり、
おじさんが独占していたこともあり、
コニさんとの約束をもう少し遅くすればよかったなとも。
▼ 夜の福井
宿を出る前に目指す店を決め、予約の電話を入れる。普段は予約なんてしないのに、
この日は不思議なことに予約しました。
なんででしょうか。虫の知らせってやつでしょうか。
福井の有名店といえば、『ヨーロッパ軒総本店』。
故郷が福井のカクさんが
「福井に行くなら、ぜひ行って欲しい店だね」
と言ってはったし、何よりそのビジュアルに心惹かれたお店。
でも、ガッツリ食べるより、呑みたい気分だったんですよ。
それにコニさん肉好きじゃないし。
店の外から、テイクアウトはないのかしらと、
チラリと覗いてみたものの、分からず、〆に寄ろうと立ち去る。
聞けばいいのに、躊躇する小心者です。
家に帰って、ネットで調べたところ、お持ち帰りはできる模様。
ってか、スマフォなんだし、そこで調べればよかったorz...
そこから歩くこと、数分。
本日のメインイベントはこちら『春のお店』。
ネットで調べたら『あんぶん春』だったので、
店の前で悩み、電話してしまいました。
気風の良さ気な女性が
「春のお店もあんぶん春も同じですよ」と答えてくれたので
ようやく入店。
テーブル1つとカウンターのみと、
予想以上にこじんまりした店内に驚く。
2人だったけれど、予約を入れておいたおかげで、テーブルに案内されました。
直後に入店された2名で店内は満席。
しかも、全員、県外の人間らしい。
初めての客は僕らだけで、他は数回来られたことがあるらしい。
県外に常連客を持つなんてすごいな。
▼ 春の店を楽しむ
とりあえず、2人とも生で乾杯。
長旅のおかげで、酔いが早そうです。
一緒にいるのはコニさんだから
(´・ω・`)ノ かね「酔っぱらったら、連れて帰ってくれますよね」
| ・∀・|つ┫ コニ「もちろん捨てて帰るわ」
警戒して呑んでいかないといけません。
ま、夏なんで凍死する心配がないのが救いですね。
o( -ω-)ノ コニ「でも、わたしが酔ったら連れて帰るのよ」
Σ(・Д・) かね「さも当然のように!?」
警戒して呑まさないといけません。
ってか、生ビールちょっとしか呑んでいないのに、
すでにほんのり赤くなってますよー!!
運転せず、助手席でのーんびりしてただけなのになぜ??
ホワイトボードにかかれたお品書きから適当に注文。
まずは、カウンターの上の大皿から茄子とピーマンの揚げ漬し。
これがもう初っ端らか驚くくらい美味しいんです。
普通の茄子に、普通のピーマンが抜群のお出汁を吸っていてもう!!
色はそれほど濃くないのに、濃厚な出汁はいったいどうやって作るんでしょうか。
鰹節だけでなく、イリコ系の味も感じるのだけれど・・・
思い切って聞いてみると
「そんなの適当よ」
実に男前な答えが返ってくる。
コニさんと2人して、同じ人物を思い浮かべてしまいました。
あんたは両国の女将か!!
造り盛り合わせ
甘海老、タコ、鯵、イカ、ハマチだったかな。
どれもハズレなしです。
とっととビール呑みほして、日本酒か焼酎にいこう。
越のルビー
福井県でつくられた、フルーツトマトとのことです。
甘味が強いのはもちろんのこと、
皮が薄く、食感が気にならないのが魅力です。
何もつけずにいただくのが正解ですね。
ここらで日本酒にシフト。
それほど日本酒に詳しくないので、店員さんにオススメを聞きました。
o( -ω-)ノ 「福井のお酒でオススメったなんですか?」
出してくれたのは南部酒造場さんの花垣。
よく行く居酒屋で見た記憶はあるものの、呑んだ記憶はない日本酒でした。
・・・記憶がないだけかもしれませんが。
キンキンに冷やして供されたこちら、ほんの少し琥珀色。
辛口というほどでもなく、ほどよい甘みもあり、
実にバランスのいいお酒に感じられました。
同じように、福井のオススメを聞き注文したのがへしご。
鯖に塩をふり、さらに糖に漬けた保存食らしいです。
「塩辛いから、ちょっとずつ食べてね」
そんなアドバイスにしたがいちょっとずついただく。
確かに塩っ辛い。
でも、何とも言えない旨味が。
この味は初体験です。
日本酒がグイグイ進みます。
(´・ω・`)ノ コニ「白いご飯が欲しくなるね」
o( -ω-)ノ カネ「お櫃ご飯が欲しいです」
ゲソ焼き。
シンプルな焼き物。
なのにどうしてこんなに美味しいんだろう。
がんもどきの炊いたん
こちらもカウンター上の大皿料理。
茄子とピーマンの揚げ漬し同様、絶品の出汁をたーっぷり吸っている。
これで美味しくないはずがありません。
鰯フライ
ちょっと油が欲しかったんです。
付け合せのミニトマトは越のルビーにあらず。
「お出汁といえば、あれでしょう」
というわけで注文したのは揚げ出し豆腐。
水が美味しい福井だけあり、豆腐も美味いんだな。
出汁はちょっと濃い目に調整されていたみたい。
すでに2杯目の日本酒にうつっていたので、自信はありません。
2杯目にいただいた加藤吉平商会さんの梵も美味しい福井のお酒です。
日本酒が少しばかり残ったので、
追加でお漬物の盛り合わせなどつまみながら、
この漬物がまた美味しかった!!
楽しい夜を過ごしました。
本来であれば二軒目へ行くのがいつものパターンなのだろうけれど、
かなり腹も膨れ、酔いもいい感じだったので、
〆に向かうことにしました。
もちろん、福井なので越前おろし蕎麦のお店を目指します。
あわよくば、ソースかつ丼もいただきたいところですが、
時間も遅く、
コニさんが歩いていける範囲にはないようでした。
そんなこんなで『つるきそば 佐佳枝支店』に。
店内には新聞を読むおじさんが1人。
「これはハズれかな~」
思わず、コニさんと目で会話してしまうほどでした。
「いらっしゃい」
おじさんの声を合図に、奥から2人ほど、店員さんも現れました。
逃げるタイミングを逃してしまった。
どうやら営業しているようです。
余裕があったら、ソースかつ丼を食べよう。
そんな魂胆を隠しつつ、おろし蕎麦を注文。
そこそこ待ったのは、湯を温め直し、きちんと蕎麦を茹でたからでしょう。
供された蕎麦を見て、感嘆の声を漏らしてしまいました。
かなり美味そうです。
「これはツユをかければいいんですか?」
問いに対し、「どちらでも」と返されたのは予想外でしたが、
携帯で調べた画像はかけている風だったので、かけてみることに。
そして一口すする。
普段いただくものより辛みがある大根の味、
それが醤油の濃さをゆるめ、
出汁全体としてまとまりがあり、
そのまま飲み干せるような味わい。
腰のある蕎麦を啜りつつ、出汁もゴクゴクいただく。
うん。これ、すごく美味いわ。
驚いた。
(・∀・`○) コニ 「見た目で判断しちゃ駄目っていったでしょ」
(*´・ω・`)bカネ 「でも、逃げようってテレパシーをキャッチしましたよ」
何はともあれ、大満足で店を出ました。
このお店から宿は近く、徒歩5分もかからないくらい。
夜用の飲み物を買ってから帰ろうと、最寄りのファミリーマートで買い物。
買い物しながら、コニさんに提案する。
(`・ω・´)カネ 「ソースかつ丼を食べないと、後で悔みそうなので行きませんか」
ヾ(ゝω・`)コニ 「行ってらっしゃい。わたしはマッサージチェアーに向かうわ」
予想通りの答えでした。
もともと1人でも行くつもりだったので、
検索を始めようとした瞬間、着信が。
仕事で初日参加できなかったウメさんでした。
そう、ウメさんがいつどこで合流できるか分からなかったので、
今のうちに食べておくべきかな。
そんな考えもあったんですよ。
ここで伝えられたのは朗報。
朝の10時に福井駅に到着とのこと。
早い段階で3人旅が始められるってことになりましたよ。
3人でソースかつ丼を食べられる可能性もできたので、
今日は大人しく寝ることにしました。
<追記>
『つるきそば』にもソースかつ丼はあったらしい・・・ョ(´;ω;`)´-ω-`)´_ _`)ョョョヨヨヨ゚
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