2014年12月31日水曜日

amazarashi Live Tour 2014 『夕日信仰ヒガシズム』

amazarashiの『夕日信仰ヒガシズム』にともなうツアーにいってきました。
参加した大阪はツアー初日。
アルバムを入手してから1週間もたたぬうちのライブに少しばかり不安を抱きます。
今回の会場はなんばhatch。
前回のzepp Nambaは演出を考えたとき,
大きすぎる箱に感じていたので,
こちらの方が嬉しいです。
ただ人数入れ過ぎてパンパンなのには閉口しましたが・・・



後期衝動
自己紹介の曲と知っていたので,
きっと一番にくるだろう。
実際に聞いてこれ以外に
一曲目にふさわしい曲はない。
そう思わせてくれる説得力がありました。
「一体全体,誰だお前は?
  青森から来ましたamazarashiです‼︎」
曲のラストにバンドの紹介が一言。
それだけでこれまでのツアーより
積極的に攻めていこうとする気概を
感じられました。



ヒガシズム
今回のツアータイトルにもなっているこの曲。
かなりよくできた歌詞に
これまでになかった曲調は
これからのamazarashiを示しているのではないか。
映像や照明の赤で演出された夕日もなかなか。
「なのなのなのな」のタイミングジャストさは神がかっていました。
この曲が本編ラストのライブも見てみたい。





もう一度
勢いある曲が連続して投入されました。
これがamazarashiのライブでなければ,
ダイバーが発生してもおかしくない。
無理矢理分類する必要はないのですが,
「空っぽの空につぶされる」あたりで感じることのできるロックナンバー。
実は珍しかったりします。


風に流離い
ショートポエトリーからはじまったこの曲。
かなり好きだけれど,
「ねえママあなたのいう通り」ツアー以外では聞けないと思っていた曲なので,
ポエトリーの途中で,まさか⁉︎と期待し,
ギターのイントロでテンションが上がりました。
そんなテンション上げる曲ではないはずですが,
個人的なツボなのです。
まだまだ聞きたい曲はあるものの,
この時点で元はとりました。




穴を掘っている
「この歌の主人公は悪人」
そんなインタビューを読んで,
ひどく納得したのを覚えています。
ただし,主人公のもつ悪は生まれた瞬間からもっていたもの。
前作とは異なる性悪説です。
「性善説」にせよ,この「穴を掘っている」にせよ,
望む,望まぬ,どちらにせよ人は悪をもってしまう。
直視したくないことを,あえて言葉にする。
そのうえでどうするか。
ひどく不器用な生き方だけれど,
そんな生き方しかできない人間も少なくない。
だからこそ,響いてくるものがある。




春待ち
前回の「あんたへ」では感じにくかった。
前前回「ねえママあなたのいう通り」では感じた季節感や時間軸。
今回のセットリストでは感じることができました。




さくら
別れの春を思い出す春の歌。
それにしても秋田さんの声はライブ映えするな。
音源よりいい。




少年少女
古い曲が続く。
歌い慣れているので,安定感がある。
今回のアルバム「夕日信仰ヒガシズム」は古い曲と合うものが多い。


雨男
懐かしさを感じさせながら,
新しさも感じさせる。
「そういや いつかも
   こんな雨だった 雨だった」
ライブ中盤,声の伸びがいい状態で
CDとは違うアカペラによる歌い出し。
この曲がここにくるセットリスト。
もう文句なしです。




ラブソング
現存するamazarashiの曲で起爆剤になる曲。
何度聞いても,何を歌っているのか分からない箇所があるけれど,
好きな曲なのでやってくれるのはありがたい。
ここからライブは後半戦へ。




冷凍睡眠
こ,この曲を演るうえに,
このポジションかよ。
秋田さん,この曲、かなり気に入っているんですね。
僕も好きです。


あとがき
二曲続く驚きの選曲。
流れの意味が分からないけれど,これも好きなのでありです。
ラストで秋田さん,歌詞ミスりました。
これまでもあったのかもしれませんが,気付いたのは初めてです。



ひろ
うん。アンコールをしないamazarashiではこのあたりか「春待ち」あたりにもってくるしかできない曲ですね。
ベストはアンコール一曲目かな。



それはまた別のお話
アルバムの最後の曲。
いい曲だけれど,
ライブを締めるには弱い曲。
二曲ずつセットでセットリスト作ってはるのかな。

基本,MCのないamazarashiのライブ。
ここで初めての長い話。
いいアルバムが作れたこと。
今は空っぽだけれど,このツアーでまた満たしていって,次の作品を作っていくこと。
ライブを重ねるごとに秋田さんの言葉に,自信と強さを感じられるようになってきましたが,
ここまで力強い言葉を彼が発したことに驚きました。
同時にこれからの作品にどのような影響が現れるのか。
楽しみが増えました。

すべてには終わりと始まりがある。
「終わりで始まり」かとフェイントをかけるポエトリーリーディングの最後。
「あんたに幸あれ,ジュブナイル‼︎」



ジュブナイル
amazarashiの曲中でも爆発力の高いこれを,
ライブ終盤,
声がよく出るタイミングで歌う。
とにかく力強い。



スターライト
間髪入れず,さらに起爆剤を投入。
amazarashiのライブでなければ,踊りまくって,暴れまわっていたこと間違いなし。
CDで聞いた段階で,
盛り上がる曲だと知っていたつもりでしたが,これほどとは。


これにてライブ終了。
映像の関係もあり,
アンコールなしが定番。
予定調和のアンコールされるよりは,
こっちの方が断然いいです。


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